西上尾のワイン教室 vin de châtaigne

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『ボデガ・ガルソン』来日セミナーに参加してきました①

去る11月24日、いつもお世話になっているヴィノスやまざきさんで開催された、『ボデガ・ガルソン』さんの来日セミナーに参加してきました。

ヴィノスやまざきでワインの定期購入をし始めて十数年経っているのですが、セミナーに参加したのは今回が2回目。定期購入のワインを受け取りにお店へ行った時にこのイベントを教えてもらい、その場で申し込んできました。何でも、急きょ来日することになり、セミナーの開催が決まったそう。期待が高まります。

さて、このガルソンさんですが、なんとウルグアイのワイナリーです。サッカーが盛り上がっているので、ウルグアイの場所を何となく知っている方も多いかと思いますが、大体日本の裏側に位置しています。チリやブラジルが接している、といえばイメージしやすいかもしれませんね。ウルグアイといえばワインエキスパート一次試験の時に「アリアゲはタナ、料理はアサド」を呪文のように唱えていましたが、実は飲んだことはほぼありません。いい機会なので、ウルグアイについてしっかり学んできましたよ。

<<ウルグアイのワイン事情>>

国内には現在約300ほどのワイナリーがあり、日本に入ってきているのはわずか2ワイナリー。そのうちの1つがこのガルソンさん。ウルグアイのワイン造りの歴史は意外と古く、商業用としては200年ぐらいの歴史があるそうです。チリやアルゼンチンと大体同時期に始まったそうですが、生産量の9割が国内消費されるので海外での知名度がすごく低いようです。海沿いでは魚を食べる習慣が少しあるそうですが、内陸部では牛肉がメイン。そういうわけで、求められるワインもパワフルなものになります。国内ではどんなワインが人気ですか、と聞いてみたら「ダントツでタナ!」だそうです。確かに、仲間でバーベキューしながら飲むのに最高な品種だと思います。

<<ガルソンさんのワイナリーについて>>

2008年に初めて葡萄を植え、2016年にワイナリーを開設したそうです。フランスやイタリアのワイナリーと比べると圧倒的に若いワイナリーですが、今やウルグアイを代表するワイナリーにまで成長しています。ウルグアイの首相もガルソンさんのワインのファンだそうで。ワイン造りのモットーは「人の手を加えず、葡萄のキャラクターを活かす」こと。トーストしていないフレンチオークを使用し、化学的なものを一切加えないのが特徴です。自然に負荷をかけない事も意識しており、風力発電や重力を活かした醸造を行っています。LEEDという環境認証も受けており、そんな環境で作られたワインは数々の賞を受賞しています。今、最も注目されているワイナリーと言って過言ではありません。

さて、そんなガルソンさんのワインの味わいや、セミナー後にインタビューしてみた事は次回の記事でご紹介予定です。