西上尾のワイン教室 vin de châtaigne

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2023年春期 J.S.A.ワイン検定ブロンズクラス 講評

皆さま、こんにちは。

3日間にわたって開催されたワイン検定ブロンズクラスが終了しましたね。

受験された方、お疲れさまでした。SNS等で受験したという投稿をいくつか拝見しました。今回も高い合格率だったと思います。

さて、今回の試験ですが、ブドウ品種に関する出題が多いのが特徴でした。テキストは前編のワイン概論(ワインとは、ワインの歴史、作り方、など)、中編のブドウ品種、後編の実践的な知識の3部構成になっており、均等に出るのかと予想していました。実際に数えてみると、概論から13問、中編から24問、後編から13問というやや偏りのある出題となっておりました。すべてテキストからの出題ではあったものの、市販の問題集だけの事前準備だと難しく感じたと思います。また、ワインエキスパートやソムリエ試験のように十分な過去問が用意されていないので対策しづらかったはずです。趣味の検定に分類されますが、合格された方は立派なワイン通だと自信を持ってほしいです。

前編からの出題は、すべて基本的な内容でした。ワインを飲む人には知っておいてほしいオーソドックスな知識が問われていました。ここで覚えた内容はワインエキスパートやソムリエの一次試験にも必ずどれかは出題されるはずです。

中編からの出題、つまりブドウ品種に関する問題はこれからワインを飲み始める人、最近飲み始めた人には難易度が高い内容でした。ブドウの原産地はワインエキスパート、ソムリエ試験の受験者でも覚えるのに一苦労します。トリッキーな問題はありませんでしたが、最後まで読まないと間違えてしまいそうな物も数問見受けられました。

後編も比較的基本的な内容でした。ワインの温度、ワインの色から分かる事、チーズに合うワインの選択は少し考えて回答する必要があったかもしれません。

全体を通して、ソムリエ協会がワイン入門者に知っておいてほしいことを網羅した内容になっており、良い試験だったと個人的に思いました。受験された方はこれを機に、より豊かなワインライフを送ってほしいです。私は次のシルバークラスに向けて、またUdemyの動画を撮る準備を始めました。シルバークラスはブロンズクラスの知識を前提に、国別のワインに関する知識を深めていきます。とっても面白い内容ですよ。